足指は開いているのがいい、というわけではありません|5本指ソックスと足のアーチ|町田の足整体

足指や5本指ソックス、足のアーチをイメージした足元のイラスト
足指は開いているほど良いわけではありません。大切なのは、必要な時に開き、必要な時にはまとまって働けること。

「足指は、開いているほうがいいですよ」

そんな話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

足指をしっかり開く運動や、5本指ソックスなどもあります。

もちろん、足指を動かせることは大切です。

でも私は、足を見ているときに、

「足指は開いていればいい」

とは、あまり考えていません。

大切なのは、必要なときに開くことができること。そして、必要なときには5本の指がまとまりを持って働けること。

今回は、そんな足指についてのお話です。

足指は開いていればいい?

足指を開くことができる。

これは、足の機能として大切なことの一つです。

ところが、

「開くことができる」

と

「普段から開いている」

は、同じではありません。

たとえば、手の指を考えてみてください。

必要なときには指を広げることができます。

一方で、何かを握るときには、5本の指がまとまって働きます。

足も、それに似たところがあるのではないでしょうか。

歩く、立つ、踏ん張る、方向を変える。

そのときどきで、足指には違った働きが求められます。

だから私は、

「どれだけ足指が開いているか」よりも、「必要なときに開くことができ、必要なときにはまとまって働けるか」

ということを大切にしています。

足には、もともとアーチがあります

足の裏には、いくつかのアーチがあります。

土踏まずとして知られている縦のアーチだけではなく、足の前の部分にも横方向のアーチがあります。

足のアーチは、骨だけでできているわけではありません。

靭帯や筋肉など、さまざまな組織が関わりながら形を保っています。

私は、そのアーチが働くためには、足指同士がある程度まとまりを持っていることも大切だと考えています。

だから、

「足指を広げる=足にとって良い」

と単純に考えてしまうと、少し違う場合があります。

特に、もともと足の前の部分が横に広がりやすい方や、横アーチが気になる方は、

「足指をもっと開こう」

とする前に、今の自分の足がどんな状態なのかを見てみることも大切です。

「開ける」と「開いている」は違う

ここが、今回いちばんお伝えしたいところです。

「開ける足」と「開いている足」は違います。

足指を閉じた状態から、自分の意思で広げられる。

そして、広げたあとに戻すこともできる。

歩いたり、立ったりするときには、5本の指がそれぞれ動きながら、必要なところではまとまって働く。

私は、そういう足のほうが自然だと考えています。

形だけを見て、

「指が開いているから良い」

「指が閉じているから悪い」

と判断するのではなく、

その足が必要なときに、必要な動きを選べるか。

そこを見ていきたいのです。

5本指ソックスはどうなの?

では、5本指ソックスはどうでしょうか。

5本指ソックスそのものが悪い、という話ではありません。

足指が分かれていることで、指を意識しやすかったり、好んで履いている方もいると思います。

ただ、5本指ソックスは、指と指の間に布が入ります。

そのため、普通の靴下と比べると、足指が少し離れた状態になりやすいものです。

もし、もともと足の前の部分が横に広がりやすい方や、横アーチが弱くなっていると感じる方であれば、

「5本指だから足にいい」

と決めつけず、実際に履いたときの自分の足を見てほしいと思います。

履いていて足がラクなのか。

指が動きやすいのか。

立ったときに足裏がどう感じるのか。

歩いたときに、足指がどう働いているのか。

そうしたところを感じてみてください。

靴下も、足の状態や目的によって合うものは変わります。

大切なのは「開いている足」ではなく「動ける足」

足指は、開いていればいいわけではありません。

閉じていればいいわけでもありません。

大切なのは、

開くことができる。

戻ることができる。

必要なときには、5本の指がまとまって働くことができる。

そんな「動ける足」であることだと思っています。

足を見るときには、形だけを見るのではなく、

「この足は、今どんなふうに働いているんだろう?」

と考えてみる。

これは、足指だけに限った話ではありません。

身体も同じで、

「この形が正解」

と決めてしまうよりも、その場面に合わせて動けること、力を入れることも抜くこともできることが大切なのではないでしょうか。

足整体・町田では、足の形だけを見て終わりにはしません。

足の接地や足指の動き、立ち方、歩き方などを見ながら、その方の身体全体がどのように動いているのかを一緒に確認していきます。

「足指は開いているほうがいい」と聞いたことがある方も、一度、自分の足をじっくり見てみてください。

開いているか、閉じているか。

その形だけではなく、

「必要なときに、必要なように動ける足なのか」

という視点から見てみると、今までとは少し違った足の見方ができるかもしれません。

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