足整体・町田が考える歩き方③|「胸から進む」とは、重心移動に乗ること

重心移動によって身体が前へ進む自然な歩き方
「胸から進む」とは、胸を前に突き出すことではなく、重心の移動に身体が乗って進むことです。

「胸から進んで歩きましょう」

足整体・町田では、歩き方をお伝えするときに、そんな表現を使うことがあります。

ただし、これは「胸を前に突き出して歩きましょう」という意味ではありません。

では、なぜ「胸から進む」と表現するのでしょうか。

前々回の記事では、歩き方の土台となる「6点接地」についてご紹介しました。

そして前回は歩くときの「股関節」についてお話ししました。

今回は、そこからさらに一歩進んで、私が歩き方をお伝えするときに大切にしている「重心移動」についてお話しします。

歩きは「足で身体を運ぶ」のではない

歩くというと、

「足を前に出す」
「脚で身体を前へ運ぶ」

というイメージを持つ方が多いと思います。

もちろん、実際の歩行では足が前後に動きます。

しかし、私が考える歩き方では、順番が少し違います。

身体が進むから、足がついてくる。

これが基本的な考え方です。

では、「身体が進む」とは何でしょうか。

それが、重心の移動です。

身体が進むためには、重心が移動する

例えば、真ん中に立っている状態を考えてみます。

ここでいう「真ん中」とは、身体を固めて動かないようにすることではありません。

どこか一方向に寄りかからず、必要に応じてどちらへでも動ける状態です。

その状態で腕を前に出してみます。

腕を前に出すことで、身体の重心も少し前へ移動します。

すると、身体はわずかに前へ傾きます。

このとき、その重心移動に「乗る」ことができれば、自然に足が前へ出ます。

これが歩きの基本的な繰り返しだと考えています。

重心が前へ移動するその移動に乗る足が出るまた重心が前へ移動する

歩くというのは、この連続です。

実際の歩きを動画でもご紹介しています。

「胸から進む」は、胸を前に出すことではない

ここが、今回一番お伝えしたいところです。

「胸から進む」と聞くと、胸を張ったり、胸を前に突き出したりすることを想像するかもしれません。

しかし、そうではありません。

重心を前へ移動できる身体の状態があり、その重心移動に身体が乗る。

その結果として、歩くときに胸が先に進んでいくように見える。

だから私は「胸から進む」と表現しています。

胸を前に出そうとすることが目的ではなく、重心移動ができる身体になっていることが大切なのです。

膝を上げても、重心は前へ移動する

重心移動は、特別な動作をしなくても起こります。

例えば、立った状態で片方の膝を少し上げてみてください。

膝を上げることで、身体の重心はわずかに前へ移動します。

そこで、その移動を止めようとせずに「乗る」。

すると、反対側の足が自然に前へ出てきます。

これも歩行の一つの感覚です。

「足を前へ出そう」と頑張るのではなく、重心が移動した方向についていく

その方が、余計な力を使わずに身体を前へ運ぶことができます。

呼吸だけでも身体は動く?

さらに重心移動がスムーズな方になると、面白いことが起こります。

呼吸をすると胸郭が広がります。

そのわずかな身体の変化でも、重心が前へ移動しやすい状態にある方なら、身体が前へ動くことがあります。

もちろん、日常生活で呼吸をするたびに身体が前へ進んでしまったら困ります。

ですから私たちは、重心が移動しても、そこに「乗らない」という選択もできます。

ここが大切です。

重心移動ができるということは、常に動いてしまうことではありません。

動くこともできるし、動かないことも選べる。

その自由度があることが、身体を固めないということにつながります。

歩きでは「重心移動に乗る」

日常生活では、立ち止まったり、方向を変えたり、人と話したりします。

そのたびに重心移動に乗ってしまう必要はありません。

でも、「歩く」という動作では、その重心移動に乗っていく。

身体が前へ進む。

その下に足がついてくる。

そして、また重心が前へ移動する。

この繰り返しによって、歩くことができます。

足で身体を一生懸命運ぼうとすると、どうしても力が必要になります。

一方で、身体の重心移動を利用して歩くことができれば、必要以上に頑張らなくても前へ進むことができます。

それが、私が考えている「胸から進む歩き方」です。

「胸から進む」は、身体を楽に使うための一つの方法

ここまで3回にわたって、

「接地」
「股関節」
「胸から進む」

という順番で、足整体・町田が考える歩き方についてお話ししてきました。

6点接地で身体を支える土台をつくり、股関節が自然に動く状態をつくる。

そして、重心が前へ移動したとき、その移動に乗って身体を進めていく。

その結果として、胸から進むような歩き方になります。

歩くことは、足を頑張って動かすことだけではありません。

身体が進むから、足がついてくる。

この感覚を少し意識してみると、普段の歩き方も違って感じられるかもしれません。

次回は、歩きをさらに楽に、そしてスムーズにするために重要な「反射」についてお話しします。

~足よろこぶ整体院~

足整体・町田

東京都町田市木曽東4-26-1 新興商事ビル101

営業時間 9:30~18:30(最終受付17:00)

第2・4日曜日、毎週月曜日、毎週火曜日午前中はお休みです

ご予約はこちら

上部へスクロール
070-9013-8652