
前回は、足整体・町田でお伝えしている歩き方の基本として、「接地」についてご紹介しました。
今回は、その続きとして「股関節」についてお話しします。
歩くとき、股関節を意識して「大きく動かそう」とする方もいるかもしれません。
しかし、当院では少し違った捉え方をしています。
それは、
「股関節を動かす」のではなく、「股関節が動かされる」
という考え方です。
歩くとき、足を前に出そうとしない
歩くというと、「脚を前に出す」というイメージがあると思います。
もちろん、実際には足が前へ出てきます。
ただ、足を自分から前へ振り出そうとすると、どうしても「足で歩く」ことになってしまいます。
足整体・町田では、まず身体の胴体が進み、その下に足を置いていくような歩き方をお伝えしています。
身体が進む。
すると、その動きに伴って脚が動き、股関節も自然に動かされます。
つまり、股関節を頑張って動かすのではなく、身体が進むことで股関節が自然に動くという考え方です。
この違いは、歩き方を考えるうえでとても大切だと考えています。
歩行中の股関節は、屈曲・伸展だけでなく内旋・外旋も行う
歩行における股関節の動きというと、「屈曲・伸展」という前後の動きを思い浮かべる方が多いと思います。
脚を前に出すときは股関節が曲がり、後ろへ伸びていく。
確かに、この前後の動きは歩行において重要です。
しかし、股関節は前後だけに動いているわけではありません。
歩いているときには、外旋・内旋という回旋運動も同時に起こっています。
つまり、股関節は「前へ、後ろへ」と単純に往復しているのではなく、回旋を伴いながら動いているのです。
股関節の内旋・外旋の切り返し
足整体・町田では、この外旋・内旋の切り返しにも注目しています。
歩行中、前方にある脚と後方にある脚では、股関節の回旋方向が変化します。
前方にある脚では外旋方向、後方にある脚では内旋方向への動きが感じられます。
この動きがスムーズに切り替わることで、脚を頑張って動かさなくても、歩きが自然につながっていきます。
そして、この切り返しがスムーズになるほど、歩くスピードも自然と上がっていきます。
「速く歩こう」と頑張るのではなく、身体の動きがスムーズになることで、結果として歩く速度が上がる。
ここも、当院が考える歩き方の特徴の一つです。
大転子に触れて、股関節の動きを感じてみる
股関節の内旋・外旋は、実際に自分の身体で感じてみることもできます。
簡単な確認方法
まず、立った状態で左右の大転子に軽く触れてみてください。
そのまま、ゆっくり歩いてみます。
歩きながら大転子に触れていると、前に出ている脚と後ろにある脚で、股関節周辺の動きが変化していることを感じられる場合があります。
前方にある脚では外旋方向、後方にある脚では内旋方向への動き。
大転子に触れながら歩いてみると、股関節が単純に前後へ動いているだけではなく、内旋・外旋を切り返しながら動いていることを体感しやすくなります。
ただし、これは股関節の回旋を体感するための簡単な確認方法です。
実際の歩行では、骨盤や膝、足部なども一緒に動いているため、大転子の動きだけを見て股関節の動きを判断するものではありません。

股関節を「動かす」のではなく、身体全体で歩く
ここまで読んでいただくと、「では股関節を意識して外旋・内旋させればいいの?」と思われるかもしれません。
しかし、それも少し違います。
大切なのは、外旋・内旋を自分で無理に作ることではありません。
前回お話しした「接地」が整い、身体の重心が自然に進むことで、脚がその下に置かれていく。
その結果として股関節が動き、外旋・内旋の切り返しも自然に起こる。
私は、そのような身体の使い方が、無理のない歩き方につながると考えています。
歩き方は、足だけの問題ではありません。
足裏の接地、股関節、骨盤、そして身体の中心。
それらがつながって動くことで、歩きは変わっていきます。
前回の「接地」は、歩き方の土台。
今回の「股関節」は、その土台の上で身体を前へ運ぶための重要な部分です。
次回は、さらに一歩進んで、「胸から進む」という当院独自の歩き方についてお話しします。
ここでいう「胸から進む」とは、胸を前に突き出して歩くという意味ではありません。
身体の形が整い、重心を前方へ移動できる状態になると、その重心の移動に身体が乗っていきます。
その結果として、胸が先に進むような歩き方になります。
次回は、この「重心の移動」と「胸から進む」という感覚について、もう少し詳しくご紹介します。
~足よろこぶ整体院~
足整体・町田
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