〜姿勢を保つ感覚と、6点支持という考え方〜
私たちは普段、何気なく歩いています。
しかし歩行とは、単なる移動ではありません。
当院では、
「歩行=片足立ちの連続」
と考えています。
歩いているとき、常にどちらかの足は地面から離れています。
つまり、体を支えているのは“片足”。
この片足立ちが安定しているかどうかが、
歩きの質を決め、
姿勢を決め、
そして将来の身体の状態を決めます。
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姿勢を保つ「感覚」とは何か?
店内ポップでもお伝えしているように、
人には姿勢を保つためのさまざまな“感覚”があります。
大きく分けると、
● 表在感覚(皮膚で感じる感覚)
● 深部感覚(体の奥で感じる感覚)
があります。
深部感覚とは、
・足裏で床を感じる感覚
・筋肉が伸び縮みする感覚
・関節の位置を感じる感覚
・揺れを感じる感覚
などを含みます。
さらに、
・視覚
・内耳(三半規管や耳石器)
も体の傾きや加速度を感知し、
それらの情報を脳が処理することで姿勢を制御しています。
このとき働くのが
**「立ち直り反射」**です。
例えば猫は、落下しても空中で体勢を整えて足から着地します。
人間も同じように、乱れた姿勢を無意識に立て直す力を持っています。
そして歩行中、この立ち直り反射は常に働いています。
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歩行中、体は常に“揺れている”
歩いているとき、身体は実は常に不安定です。
片足で立つ
↓
前へ体重移動する
↓
反対足へ乗り移る
この繰り返し。
つまり歩行とは、
連続する小さなバランスの崩れを、毎回立て直している動作なのです。
このとき重要になるのが、
足裏からの感覚入力です。
足裏が床をどう感じているか。
どこに体重がかかっているか。
その情報が深部感覚として脳に伝わり、
姿勢を微調整しています。
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感覚は加齢とともに低下する
ポップにもある通り、
感覚神経の伝達スピードは、
若年者に比べて高齢者では最大10%程度遅くなるという報告があります。
特に深部感覚は加齢とともに低下し、
下半身での低下が顕著になります。
つまり、
「最近ふらつきやすい」
「段差が怖い」
「片足立ちが不安定」
という変化は、
筋力だけでなく“感覚の低下”も関係しています。
だからこそ、
歩行の質を高めることは
将来への大切な投資になります。
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では、安定した片足立ちとは何か?
ここで当院の考え方が出てきます。
片足立ちが安定するためには、
足裏から正確な情報が入ること
が必要です。
一般的には、
・かかと
・母趾球
・小趾球
の三点支持が理想とされています。
もちろんこの考え方は重要です。
しかし臨床の現場では、
3点には乗れているように見えても、
足指が使えていないケースが非常に多いのです。
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当院が提唱する「6点支持」
当院では、
かかと+5本の足指先
この6点で支えることを提唱しています。
・かかと
・親指の先
・人差し指の先
・中指の先
・薬指の先
・小指の先
この6点すべてが接地し、
感覚が入り、
力が伝わる状態。
6点に乗れていれば、
結果的に三点支持も満たされます。
しかし、
三点に乗れていても
指先が浮いていれば
本当の意味での安定とは言えません。
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6点支持が歩行に与える影響
片足立ちの終盤、
身体を前へ送り出すのは足指です。
指先が使えないと、
・蹴り出しが弱い
・母趾だけに負担が集中する
・アーチが崩れる
・膝が内側に入る
・骨盤が不安定になる
といった連鎖が起こります。
これは、
外反母趾
扁平足
足底筋膜炎
膝や股関節の不調
とも深く関係します。
つまり、
歩きの中の片足立ちの質が、症状を左右するのです。
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姿勢は「意識」ではなく「土台」で決まる
姿勢を良くしようとして
胸を張る、背筋を伸ばす。
それでも長続きしないのはなぜか?
それは、足元が不安定だからです。
6点支持で片足立ちが安定すると、
・無理なく真っ直ぐ立てる
・体幹が自然に働く
・骨盤が安定する
・歩きが静かになる
姿勢は“結果”として整います。
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まとめ
歩行とは、片足立ちの連続。
片足立ちとは、
感覚と反射によって保たれる高度なバランス動作です。
その質を高めるために、
当院では
足裏の感覚を意識した6点支持を大切にしています。
歩きが変われば、
姿勢が変わり、
将来の身体が変わります。
「最近ふらつく」
「歩くと疲れる」
「足のトラブルが続いている」
その背景には、
片足立ちの質が隠れているかもしれません。
町田で歩きから身体を整えたい方へ。
一度、ご自身の“片足立ち”を見直してみませんか?
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「歩きについて」と送っていただければ大丈夫です。
一緒に、安定した一歩をつくっていきましょう。
~足よろこぶ整体院~
足整体・町田
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