身体の使い方は、なぜ元に戻ってしまうのか?|日常の動きに定着させるために【町田の足整体】

足裏の感覚を確かめながら立つ女性
身体の使い方を練習し、自分の感覚に気付くことが大切です。

施術を受けたり、身体の使い方を練習したりすると、その場では身体が楽に動かせるようになる。

ところが、家に帰って日常生活を送っているうちに、いつの間にか元の使い方に戻ってしまう。

足整体・町田での施術や、身体の使い方を練習する「らくらくカラダ塾」でも、このようなことがあります。

せっかく身体の使い方が変わったのに、なぜ元に戻ってしまうのでしょうか。

今回は、身体の使い方が日常生活に定着するまでの過程について、私の考えをお伝えします。

その場でできることと、日常でできることは違う

施術や練習を通して、これまでとは違う身体の使い方を体験することがあります。

例えば、足指の使い方を少し変えてみる。身体全体のつながりを意識して動いてみる。

すると、今までよりも楽に立てたり、歩きやすくなったりすることがあります。

しかし、その場でできたからといって、日常生活でも自然にできるようになるとは限りません。

練習しているときは意識できていても、家事をしたり、仕事をしたり、何かに集中したりすると、いつの間にか以前と同じ身体の使い方に戻ってしまうことがあります。

これは、練習したことが無意味だったということではありません。

新しい身体の使い方を体験することと、それが日常の動きとして身につくことは、別の段階なのです。

Aの使い方から、いつの間にかBの使い方へ

ここでは、身体の使い方をAとBに分けて考えてみます。

  • A: 練習によって身につけたい本来の身体の使い方
  • B: これまで習慣になっていた身体に負担のかかる使い方

練習中はAの使い方ができていても、日常生活に戻ると、慣れ親しんだBの使い方になってしまう。

このような変化が起こります。

さらに大切なのは、AからBに戻ったとき、自分ではその変化に気付いていないことがある、という点です。

本人はAの使い方をしているつもりでも、実際にはBに戻っている。

つまり、身体の使い方を変えていくためには、新しい使い方を練習するだけでなく、今、自分がどのような使い方をしているのかに気付けることも重要になります。

なぜ、元の使い方に戻ってしまうのか

私たちは、日々の生活の中で、さまざまな動きを繰り返しています。

繰り返してきた動きは、意識しなくてもできるようになっていきます。一方、新しく覚えた動きは、最初から同じように自然にできるとは限りません。

頭では分かっていても、身体が以前と同じように動いてしまうことがあります。

私は、このような状態を「脳内がまだ上書きされていない」と捉えています。

もちろん、脳が文字どおり書き換わるという意味ではありません。

新しい動き方や感覚を繰り返し経験することで、身体の動きを調整する力が養われ、以前とは違う使い方が身についていく。その過程を表した言葉です。

では、どうすれば新しい使い方を日常生活に定着させていけるのでしょうか。

Aの使い方を繰り返し、自分で気付けるようにする

大切なのは、Aの使い方を繰り返し練習することです。

ただし、同じ動きを何度も繰り返せばよい、というわけではありません。

まずは、Aの使い方を体験し、これまでのBの使い方との違いを感じ取ること。

そして、Bに戻ってしまったときに、その変化に気付けるようになることです。

最初は、施術者や指導者から伝えられて、初めて違いが分かることもあるでしょう。

しかし、練習を重ねるにつれて、自分自身で違いを感じ取れるようになることを目指します。

例えば、身体が以前の使い方に戻っていると気付いたら、もう一度Aの使い方を試してみる。

そのとき、どこが違うのか、どのような感覚があるのかを確かめる。

こうした経験を積み重ねることで、身体の感覚や動きを調整する力が養われていきます。

身体の位置や動きを感じ取る感覚は「深部感覚」とも関係しています。こうした感覚も、身体の使い方を学ぶうえで大切な要素です。

大切なのは、常に誰かに正しい使い方を教えてもらうことではありません。自分で気付き、自分で調整できるようになることです。

目指すのは、意識し続けなくてもできる状態

最終的に目指したいのは、いつも意識して頑張らなければAの使い方ができない、という状態ではありません。

AとBの違いが分かり、Bに戻ったときにも自分で気付いてAに戻せる。そして、練習を重ねるうちに、Aの使い方が日常生活でも自然にできるようになっていく。

これが、私の考える「脳内の上書き」です。

もちろん、身体の使い方が身につくまでに必要な時間や練習の量は、人によって異なります。一度身につけば、どんな場面でも常に同じようにできる、というわけでもありません。

だからこそ、練習の場だけで終わらせず、日常生活の中でも自分の身体に目を向けてみることが大切だと考えています。

身体の使い方を、自分のものにするために

足整体・町田では、施術によって身体の変化を感じていただくだけでなく、その変化を日常の動きにつなげていくことも大切にしています。

その取り組みのひとつが、毎週火曜日に開催している「らくらくカラダ塾」です。

身体の使い方を実際に試し、これまでとの違いを感じながら、自分の身体への理解を深めていきます。

身体は、誰かに変えてもらうだけではなく、自分自身で使い方を学んでいくこともできます。

その場で楽になったことをゴールにするのではなく、日常の中で自分の身体に気付き、使い方を調整できるようになること。

そんな身体づくりを、これからも大切にしていきたいと思います。

~足よろこぶ整体院~ 足整体・町田

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