
こんにちは。
足整体・町田の山本です。
先日、施術を受けられた方がご自身のブログで感想を書いてくださいました。
その内容を読んでいて、改めて感じたことがあります。
それは、
「知っていること」と「身体で分かること」は違う、
ということです。
足のことに限らず、
歩き方や立ち方、
膝の使い方、
身体の重さの乗せ方など、
説明を聞いて理屈として理解することはできます。
しかし、それを実際に身体で再現できるかというと、そう簡単ではありません。
今回はそんなお話です。
■ 知っていることと、できることは違う
施術や運動指導の中で、
「そこに重さを乗せてみてください」
「膝をほんの少し外へ向けてみましょう」
「そのまま立ってみてください」
とお伝えすることがあります。
多くの方は、
「なるほど」
と理解されます。
しかし、
理解できることと、
実際に身体でできることは別です。
そして、
できることと、
自然にできることもまた別です。
■ 頭で理解することと、身体で理解すること
説明を聞いて納得する。
本を読んで理解する。
動画を見て仕組みを知る。
これは「知っている」に近い状態です。
一方で、
実際に身体で再現できる。
繰り返しても同じようにできる。
無意識でも使える。
ここまで来て初めて、
本当に「分かる」に近づくのかもしれません。
■ 実際にこんな感想をいただきました
■ 身体が理解するまでには時間がかかることもある
このブログを読んでいて特に印象的だったのは、
理屈でわかっていることと、体に落とし込むことのあいだには大きな隔たりがある
という一文でした。
私はこの言葉にとても共感しました。
実際、施術の中でも、
「なるほど、そういうことか」
と理解できても、
身体がその通りに動くとは限りません。
また、
数ミリ外に膝を曲げることが、ようやく体を通してわかった
という部分も印象的でした。
頭では理解していても、
身体が理解するまでには時間がかかることがあります。
私たちの身体は、
何年、何十年と積み重ねてきた使い方の中で動いています。
だからこそ、
新しい使い方を覚えるには時間が必要になることがあります。
それは能力が低いからではなく、
身体が学習している途中だからです。
■ 私自身も同じです
実は私にもそんな経験があります。
私は中島章夫先生の動作術の稽古会に参加しています。
その中で「牧神の蹄(ぼくしんのひづめ)」という道具を使うことがあります。
足指(趾)の感覚を目覚めさせたり、足のアーチ構造や歩行動作を学ぶための木製のトレーニング器具です。
初めて見た時は、
「足指でつかむのか」
と理屈は理解できました。
しかし実際には思うようにつかめません。
どこを使うのか。
どのように力を伝えるのか。
頭では分かっているつもりでも、身体はその通りに動いてくれませんでした。
そして私がその牧神の蹄をつかめるようになるまでには、8年かかりました。
8年です。
もちろんその間も稽古は続けていました。
今振り返ると、
最初から何も変わっていなかったわけではありません。
少しずつ身体は変化していたのだと思います。
ただ、ある時ふと、
「ああ、こういうことだったのか」
と身体で腑に落ちる瞬間がありました。
理屈として知っていたことが、身体の経験としてつながったのです。
また、動作術の中には「真ん中に立ち、相手を押す」という稽古があります。
言葉にするととても簡単です。
しかし実際にやってみると、
うまくできる時もあれば、できない時もあります。
重心移動を相手に伝えるだけなのですが、自分の身体の状態や使い方によって結果が変わります。
長年続けていてもなお、毎回学びがあります。
■ 焦らなくて大丈夫
身体の変化には時間がかかることがあります。
施術を受けたその日に変化を感じることもあります。
しかし、
本当に大切なのは、
身体が新しい使い方を学習していくことです。
歩き方。
立ち方。
膝の使い方。
足裏への重さの乗せ方。
こうしたものは、
一度説明を聞いただけで身につくものではありません。
少しずつ経験を重ねながら、
身体が覚えていきます。
「分かっているのにできない」
そんな時は、
できていないのではなく、
身体が学習している途中なのかもしれません。
■ まとめ
足整体・町田では、
症状だけを見るのではなく、
身体がどのように立ち、
どのように歩き、
どのように重さを受け取っているのかを大切にしています。
理屈として知ることも大切です。
しかしそれ以上に、
身体が実際に体験し、
繰り返し学習していくことを大切にしています。
知っていることが、
できることになり、
やがて自然にできるようになる。
身体の変化とは、その積み重ねなのかもしれません。
~足よろこぶ整体院~
足整体・町田
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